【第5話】
雪の積もった山道を暫く進と、そこには大型のモンスターに襲われたのか、倒れている
人影が見える。
ルオは、慌てて近寄って行く。
「大丈夫ですかぁ?
」
返事はない…抱き抱えたルオの手には、まだ温かい血が滴り落ちる。ルオは、必死に体を揺すり、話掛ける…
「止めておけ、そいつはもう助からない…
仮に意識が戻ったとしても、村まで持たないぞ。」
非情なアークの言葉に、ルオは涙を浮かべ、立ち上がった。
「後でちゃんと、村まで送り届けてあげますから、寒いでしょうけど、我慢して下さいね。」
そう言い残して、アークの元へ急ぐ。
血は、モンスターを呼び、モンスターは死を招く。幼い頃から、ガーディアンで育ったアークには、その言葉が染み付いている。
間もなく、血の匂いを嗅ぎ付けた様に、
猛々しい雄叫びをあげ、ドドブランゴが姿を現した。
アークは槍を構え、「ルオ、さっきの事は忘れろ!戦いに集中するんだ!」と叫ぶ!
しかし、ルオの目は虚ろい、武器すら構えてない。
戦意を感じない、ルオにドドブランゴは 牙を剥き、飛びかかった。
「貴方が、さっきの人を襲ったんですか?許しません!」そう呟くと、武器を構え、ドドブラの顔面に砲撃を放つ!
怯む、ドドブラ!尚も続く、ルオの追い討ち!
「ずっと、ルオのターン!」
そう叫び、鬼神の如く連撃で、執拗に追い詰める。
呆然と、立ち尽くすアーク。
「こいつは、怒らせない方がいいな…」
あまりの攻撃に耐え切れず、逃げようとするドドブランゴ。
それを見逃さないルオは、おもむろに構えて、
「あんたが死ぬまで、ルオのターンって言ったでしょ?これで、逝かせて、ア・ゲ・ル」と言い放つと、少し笑みを浮かべ、竜撃砲を、ドドブランゴに放った!