CrashDays
- 第十七話 プライド
亜然と立ち尽くす兄にカイトは太刀を構えた。しかし兄は何もしない。
「どうしたんだよ!?」
カイトは疑問に思いながら聞いた。すると兄は突然語りだした。
「俺達は昔からこの世界の過酷さを知っていた・・・。」
「え?」
クレアが聞いた。しかしディアブロスは続ける。
「何もないこの地で兄弟と毎日が生きることで大変だった・・。だが頑張れた・・親がいたからな・・。だが・・。」
ディアブロスの顔が険しくなった。
「な、何だよ・・?」
「親が狩られたのだ。ハンターに・・。」
「え・・?」
「それ以来、俺達はハンターを憎んだ。来た奴を殺しまくった。俺達の角から血がなくなることはなかった。俺達のこの角はプライドなのだよ。今は折れてしまったがな。」
「だけどよ・・。」
「ん?」
「俺らだって負けられねぇ!こっちだってそれなりのプライドがあんだよ!」
「次できまるさ。互いのプライドを賭けた戦いが。」
そうしてカイトと兄は構えた。
「いくぞチビィイィ!」
「おあぁぁあぁああ!」
二人がすれ違う!そしてしばらくの沈黙が経った。兄が振り向き笑いながら言った。
「見事。」
兄は背から血を吹き出しその場に倒れた
第18話へ
第16話
Back to Home