抹茶きなこさんの作品。

指を組み組み悩んでいると、軽く息をついて彼は呟いた。
「・・・一応、案はあるけどな」
「ん、聞くわ」
視線で話を促す。
けれど彼にしては珍しい、どことなく乗り気では無い様子だ。
「正直言って・・・無理をさせる上に博打気味なんだ。
上手くいくかの大部分はオマエ次第だが、構わないか?」
曖昧、というより歯切れの調子が悪いのは・・・きっと彼なりの気遣いなんだろう。
『かなり』無理をさせるのか、『すごい』博打気味なのか、あるいはその両方か。
・・・何にしても、変な所で素直じゃないヤツ。
「なら、それで決まりね!」
言うが早いか、私は椅子代わりにしていた切り株から立ち上がる。
「いや、今オマエも何か考えてたろ。 つーかオレまだ何も言って・・・」
「”キアイ”で倒すか”コンジョー”で倒すか! どっちがお好み?」
「・・・OK、分かった。 聞いたオレが愚かだったわ」
「うわ何その発言、ジュンジョーなオトメゴコロが傷つくんだけど!」
「はいはい・・・ったく」
呆れ笑う彼、上っ面だけ怒る私。
ダウナーだった空気が軽くなる、余分な肩の力が抜ける。
うん、こっちの方がいつもの私達らしい。
「じゃあ説明するが、まずは・・・」
使い古したザックを漁りながら、彼は今回の『案』について話し始めた――

☆5☆


☆4-2☆

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