第八話 暴君兄弟
「オイ、二頭だってよ。」
「一頭で危険だってのにな・・。」
周囲がざわついた。
「嘘・・。」
さすがのクレアも不安を隠せなかった。カイトも同じだ。一頭なら楽勝だろうが二頭となると別だ。しばらくした後みんなの噂の中でカイトが口を開いた。何故か笑っている。
「なぁ、賭けねぇか?」
「え?」
「ここにいる奴等がさ。オレらが帰ってきた後何割ビビるか。」
その言葉を聞きクレアも元気を出したようだ。
「フフ、そうね、九割に一万!」
「ヘッ俺は十割に二万!!」
そう言った後、二人は集会所から夕方出発した。
一一「なぁ兄者よ・・。」
夜の砂漠で月に照らされ黒い影の声が響く
。「あぁ・・。久々の人間だ。魚竜ばかりで飽きてきた・・。」
二頭の角竜の足元には無惨なガレオスの大量の骨・・。月に照らされ今度は茶色の影が姿を現した。二頭ともあまりにもでかい。
「報酬は?」
「変わらん。」
「狩ったモン勝ちか。クク・・。」
一一「着きました。支給品はこちらになります。」
マネージャーにヘリで連れてこられ支給品を手渡された。
「では御武運を。」
そう言い残しヘリに乗って行ってしまった。クレアが尋ねた。
「覚悟は?」
「バッチリ!」